ニチコンの蓄電システム新登場!ESS-T5/ESS-T6シリーズ
- 株式会社Leadスタッフ

- 20 時間前
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近年、電気料金の高騰や災害への備え、そして電気自動車(EV)の普及により、 「家庭でエネルギーをどう使い、どう備えるか」が、大切なテーマとなっています。
そんな中、ニチコンのトライブリッド蓄電システムが、 さらに進化した新モデル ESS-T5シリーズ/ESS-T6シリーズ として登場しました。
そこで、今回のブログでは、ESS-T5/ESS-T6シリーズを分かり易く、深掘りしてお伝え致します。

ニチコン
蓄電システムの概要
今回は、トライブリッド蓄電システムESS-T5シリーズ/ESS-T6シリーズについてご紹介する前に、改めてトライブリッド蓄電システムについてご説明致します。
トライブリッドシステムとは、太陽光発電、蓄電池、V2Hという3つの設備を連携させて、 家庭のエネルギーをより効率的に活用するためのシステムです。
その中心となるのが、トライブリッドパワコン®です。
このシステムの最大の特徴は、太陽光で発電した電気を直流のまま、 蓄電池や電気自動車へ直接充電できる点です。
これまでのV2Hでは、太陽光で発電した直流の電気を一度交流に変換し、さらにV2H側で再び直流に戻す必要があり、その過程で大きな電力ロスが発生してましたが、トライブリッドシステムでは、この交流への変換のロスが発生せず、そのままの電気を無駄なく活用できるため、 非常に高い効率での運用が可能となりました。
数字でご説明しますと、一般的な単機能タイプの蓄電池やV2Hでは、直流から交流、そして再び直流へと複数回の変換が必要となり、その度に4%から10%もの電力が失われていた可能性がありました。
それに対して、トライブリッドシステムは変換回数を減らし、エネルギーの無駄を大幅に削減する設計となっているため、家庭内で発電した貴重な電気を、より無駄なく賢く使うことができます。
このような特徴を持つトライブリッドシステムは、いくつかの機器で構成されています。 中心となるのがトライブリッドパワコン®で、これに蓄電池ユニット、V2Hの組合せとなります。
さらに室内用のリモコンや、停電時に自動で切り替わる全負荷対応の分電盤も含まれます。
今回の新モデルでは、従来のESS-T3シリーズに搭載されていた専用のモニターが廃止されたわけではなく、液晶表示のない室内リモコンに変更されています。スマートフォン専用のアプリでシステムのモニタリングや操作が行えるようになりました。
このアプリの導入によって、外出先からでも発電の状況や電力の使用状況を確認できるようになりました。これによりスマートで快適なエネルギー管理が可能となっています。
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トライブリッドシステム
機器の性能と仕様
機器の性能と仕様について解説していきます。
まず、トライブリッドシステムの中核を担うトライブリッドパワコン®の基本性能と仕様についてご紹介いたします。
従来モデルのESS-T3シリーズと新しく登場するESS-T5シリーズについては、基本的な性能はほとんど変わりません。どちらもパワーコンディショナーの出力は5.9kWです。
一方、ESS-T6シリーズは大容量の太陽光パネルと接続できるようにパワーコンディショナーの出力が9.9kWと高出力になりました。
これにより、大容量の太陽光発電を導入したい方にとって今回のESS-T6シリーズの登場は新たな選択肢が増える形となりました。
パワーコンディショナーのサイズはESS-T5シリーズとESS-T6シリーズともコンパクトになりました。
また、パワーコンディショナーに接続できる太陽光パネルの最大入力も異なります。
ESS-T5シリーズは従来モデルのESS-T3シリーズと同じく4回路ですが、ESS-T6シリーズは接続できる回路数が5回路に増え、大容量の太陽光パネルとも無理なく接続できるようになりました。
従来モデルのESS-T3シリーズからESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズへの進化で最も大きなポイントは、太陽光発電の電力を蓄電池と電気自動車に同時に充電できるようになったことです。
従来モデルのESS-T3シリーズではどちらか一方にしか電力を送ることができませんでしたが、ESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズでは同時充電が可能となり、太陽光で発電した電気をより効率的に活用できるようになりました。
次にトライブリッドシステムに接続する蓄電池ユニットの性能と使用についてご紹介いたします。
これまでの従来モデルのESS-T3シリーズでは、蓄電容量が4.9kWhと7.4kWhの2種類から選ぶことができ、それぞれ2台まで接続することで最大9.9kWh、あるいは14.9kWhの蓄電池システムとして構成することができました。
今回のESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズでは、4.9kWhの蓄電池ユニットはラインナップからなくなり、7.4kWhのモデルが継続されたほか、新たに9.9kWhの大容量の蓄電池ユニットが加わりました。
これらも2台まで接続することができ、それぞれ14.9kWhと19.9kWhの構成が可能となっています。
従来モデルのESS-T3シリーズの時と同様に、まずは1台だけ蓄電池を設置しておいて、将来的にもう1台追加するという使い方もできますので、ライフスタイルの変化に合わせた柔軟な構成ができるのも魅力です。
ただし、7.4kWhと9.9kWhの蓄電池ユニットを混在させて組み合わせることはできませんので、容量の選択等は、弊社へお気軽にお問合せください。
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V2Hの性能と仕様
次にV2Hの性能と使用についてご紹介いたします。
これまでのESS-T3シリーズではV2Hスタンドとポッド®が一体になったタイプと別々に分かれたセパレートタイプの2種類が用意されていました。しかし今回のESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズではセパレート型のみの展開となります。
V2Hスタンドの本体もこれまでより大幅にコンパクトになりました。
ESS-T3シリーズと比べて体積が約38%小さくなっており、具体的には幅が470mm、高さが620mm、奥行きが208mmになっています。これによって設置方法にも選択肢が増えました。
ESS-T3シリーズでは屋外に基礎を設けて設置する方法が一般的でしたが、ESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズでは本体がコンパクトになったことで、外壁に直接設置することも可能となりましたので、限られたスペースでも導入しやすくなっています。
電気の使い方やライフスタイルに合わせて細かく設定できるのも、今回のシステムの魅力の一つです。
3つの運転モード
グリーンモード
このモードは太陽光で発電した余った電力を蓄電池や電気自動車に優先的に充電するという設定になります。太陽の力で作った電気をできるだけ自家消費したいという方におすすめのモードです。
EVモード
こちらは太陽光で発電した全ての電気を電気自動車への充電に優先的に使うという設定となります。例えば、通勤やお買い物で日中に車をよく使うという方には便利なモードです。
売電モード
これは太陽光で発電した余剰電力をすべて売電に回すという設定です。ただ、現在は売電単価よりも買う電気の単価の方が高いため、このモードを選ぶ方はかなり少なくなっています。
AI運転モード
このモードでは蓄電池と電気自動車の充電・放電をAIが自動でコントロールしてくれます。太陽光で発電した電気を上手に活用する運転をしてくれます。毎日細かく設定するのが面倒という方や、できるだけ効率よく使いたいという方にはおすすめです。
エレムーブ充電
という機能もあります
エレムーブ充電とは日中に電気自動車が家にない時に一度蓄電池へ電気を貯めておいて、車が帰宅した後にその電気を移すという使い方です。太陽光で作った電気を無駄なく活用する機能です。
ハイスピード拡張充電についてご紹介いたします。
こちらは最大9.9kWの出力で電気自動車へ一気に充電できるというモードです。
従来モデルのESS-T3シリーズの時には太陽光発電や蓄電池だけでは9.9kWに足りない場合、不足分を自動的に電力会社から買うという仕組みでした。
ESS-T5シリーズとESS-T6シリーズではここが改良されていて、拡張充電モードを使う時に電力会社から電気を買うかどうかを選べるようになりました。
このようにそれぞれのモードには特徴がありますので、ご家庭の使い方に合わせて最適な設定を選んでいただけます。
トライブリッドシステムに搭載されているAI機能についてご紹介いたします。
従来モデルのESS-T3シリーズにもAI機能が搭載されていて、翌日の天気予報と連動して夜間の充電量を自動で調整してくれるという便利な機能がありました。
ただ、このAI制御の対象は蓄電池だけで、V2Hで繋いだ電気自動車のバッテリーまでは制御はしていませんでした。
これが今回、ESS-T5シリーズとESS-T6シリーズでは蓄電池だけでなく、電気自動車のバッテリーもAIが一緒に制御してくれるようになっています。
また、従来モデルのESS-T3シリーズの時にはAI機能を有効にすると、夜間の充電時間が固定で、深夜1時から朝7時までと決まっていたため、実際の電力の契約プランが合わないと、非常に使いづらいという問題がありました。
全国の様々な電力プランに合わせた設定ができるようになっており、 ご家庭で契約されている電気料金プランに応じてAIが充電時間を自動で調整してくれるようになりました。
また電気自動車の外出予定カレンダーをあらかじめ登録しておけば、その予定も考慮してAIが電気自動車と蓄電池の両方の充電量をコントロールしてくれます。
従来モデルのESS-T3シリーズにも搭載されていた気象警報・早期注意情報と連動した自動制御機能もESS-T5シリーズとESS-T6シリーズに引き続き採用されています。
例えば大雨や台風などの警報が発生された場合、自動的に蓄電池の充電を開始して万が一の停電に備えてくれるという安心の機能です。こうしたAI機能の進化により日常の利便性だけでなく、非常時の備えとしてもより頼もしいシステムになっているのがESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズの魅力です。
従来モデルESS-T3シリーズからさらに改善されたESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズの機能を紹介します。
その一つに電気自動車のバッテリー残量が15%未満の時に手動操作の必要があったという点です。
従来モデルのESS-T3シリーズではグリーンモードで運転していても翌朝、電気自動車のバッテリー残量が15%未満になっていると、 太陽光発電で作った余剰の電力を電気自動車に充電することができませんでした。
この場合、一度ご自身で手動操作をして、車両充電モードに切り替え、残量を15%以上まで回復させる必要がありました。
これがESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズでは改善されました。電気自動車のバッテリー残量に関わらず、太陽光発電の余剰電力で自動的に充電が開始されるようになっています。
ただし電気自動車のバッテリー残量が10%未満になった場合は、バッテリー保護の観点からシステム側が自動的に車両充電を行うようなっています。
今回ご紹介した新型トライブリッドシステムESS-T5シリーズとESS-T6シリーズは、従来モデルのESS-T3シリーズからさらに進化し、 太陽光発電、蓄電池、電気自動車をよりスマートに連携させることで、 家庭のエネルギー活用を一段と効率的で快適なものにしてくれます。
日中に発電した電気を蓄えて、必要な時にEVに移すエレムーブや、停電時でも安心して電気を使える全負荷対応、 将来のライフスタイルに合わせてシステムを拡張できる柔軟性、 変換ロスを抑える直流充電の効率の高さ、どれも便利ですぐれた機能です。
AIによるきめ細やかな運転制御や、電力プランに応じた柔軟な外出予定カレンダー設定、 気象警報と連動した自動充電機能など、実際の生活に寄り添った機能も充実しています。
そしてESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズでは、これまでの仕様も見直され、より安心で扱いやすいシステムへと仕上がっています。
トライブリッドシステムは、今後ますます注目される住宅用エネルギー管理の中心となる設備になると思います。
太陽光発電や蓄電池、電気自動車をすでに導入されている方、またはこれから検討される方にとっても、ESS-T5シリーズ、ESS-T6シリーズは非常に魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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