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PID現象とは?PID対策を行いました。

執筆者の写真: 株式会社Leadスタッフ株式会社Leadスタッフ

更新日:2020年3月15日

福岡県全域と九州一円をテリトリーに蓄電池のご提案から設置そして管理と太陽光発電、オール電化等を通じて、電気の自給自足を目指すご提案を通して地域貢献を目指している「蓄電池Lead」でお馴染みの株式会社LEADです。


今回は福岡県嘉麻市のY様邸にて、ニチコン製の蓄電池を導入頂き、既存の太陽光発電(シャープ製とサニックス製の2社)の連携によるシステムで、既存のエコキュートとともに「電気の自給自足」を目指します。


~PID対策とは?~


「PID」という言葉を初めて耳にされる方も多いことでしょう。まず「PID」のことをご説明します。


「PID」とは簡単に申し上げますと、太陽光発電システムにおける性能劣化現象のことです。太陽光パネルは屋根に設置され、風雨や炎天下などに常にさらされている部分です。そんな環境下で太陽光パネルのモジュール回路という部位で回路内に「漏れ電流」が発生し、太陽光発電の出力が落ちる現象を「PID現象」と言います。


太陽光発電システムも日々進化してますがこのPIDによる劣化が起こらない対策を行うことで、より効率的な電気の自給自足へつながります。


今回、Y様邸の太陽光パネルには特に既設ものもでありますし、「PID現象」を回避するための「PID対策」をご提案させて頂きその対策の施工もさせて頂きました。


~リレーBOX設置によるPID対策~




図のようにリレーBOXとよばれる機器を太陽光パネルと蓄電池の間に設置することにより、PID現象に左右されない効率的な蓄電が可能となるのです。補足ながら、このリレーBOXは専用のキャビネットが必要となるためオプション対応となります。オプション対応でありますが、長期的な視野で効率的な電気の自給自足をご希望でしたら、導入の選択肢としてお考えになられるのもありかと思います。いずれにしましても、詳しいご説明をお聞きになりたい時は、遠慮なくお気軽に弊社にご相談ください。


~PID対策のもうひとつのメリット~


簡単にご説明しますと、太陽光パネルに負電圧がかかることによるパネルの劣化促進。また場合によりますが、太陽光パネルが壊れる危険性もありますので、そのリスクを回避するということからも、リレーBOXによる「PID対策」は有効であると言えます。


~太陽光発電の効率化を目的に系統組換え~


Y様邸は、既存で2社の太陽光が設置されていました。その回路数は5系統にも及ぶものでした。今回設置の蓄電池システムは最大で4系統の接続が可能な機種です。太陽光発電が5系統ですので、系統組換えを行い4系統にしました。これにより、既存の太陽光発電からの電気を効率よく蓄電池に蓄えることが可能となりました。このあたりのご提案や電気工事も、弊社では一気通貫で外注業者に依頼することなく全て行えることが最大の強みでもあります。


~施工の様子~


では施工の様子を画像でご紹介致します。


蓄電池システムはニチコンです。
既存の太陽光発電のパネル
完了後の確認
モニターで確認

以上、今回は福岡県嘉麻市のY様邸の施工工事をご紹介致しました。




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