最近の住宅の屋根材として増えてきたのが金属屋根や折半屋根です。今回は金属屋根や折半屋根に太陽光パネルを設置する方法を少し深掘りしてご紹介してみます。これまでもブログで施工事例としてご紹介してきましたが、今回はもう少し深掘りしてご紹介してみます。
また、弊社のブログで施工事例を紹介しておりますが、そんな中から3選を選びご紹介もさせて頂いておりますので、太陽光発電システムや蓄電池などをご検討されている方には、なにかの参考になるかも知れません。宜しければ是非、ご覧ください。本ブログの下部の方でご紹介しております。
太陽光パネルを設する方法:掴み金具を使います
一般的には掴み金具工法と呼ばれている工法です。弊社内では「キャッチ工法」と呼んだりしています。この工法は、屋根材の形状に合わせた専用の金具を使用し、屋根材に直接固定せずに、屋根のリブ(凸部)を挟み込む形で固定する工法となります。
そのメリットとして
屋根材に穴を空ける工法でないため防水性を保つことができる。
取り付け・取り外しが可能。
屋根材が傷つきにくい。
この工法は屋根の形状により、さまざまな「掴み金具」の形状があるのも特徴の一つです。下記の画像は、弊社で実際に使用している掴み金具の写真です。
設置方法
ステップ1: 屋根材の確認
施工前に現場調査(現調)を行い屋根材の形状や材質を確認します。折半屋根や金属屋根の場合、それぞれの形状に適した掴み金具を検討します。
ステップ2: 掴み金具の設置
屋根のリブ(凸部)に専用の掴み金具を取り付けます。この際、金具はリブを挟み込むように設置し、ボルトでしっかりと固定します。
金具には滑り止めのゴムやパッキンが付属している場合が多く、これにより屋根材を保護しつつ固定力を高めます。
ステップ3: アルミフレームの取り付け
掴み金具に太陽光パネルを固定するためのアルミフレームを設置します。フレームはパネルの構造をサポートし、強度を確保します。
ステップ4: 太陽光パネルの設置
アルミフレームに太陽光パネルを設置し、クランプ(金具)を使って固定します。この際、パネル同士の間隔や角度を調整します。
ステップ5: 電気配線作業
パネルを接続し、インバーターや接続箱への配線を行います。配線は防水対策を徹底して行います。
次に折版屋根と金属屋根の特徴や素材などをご紹介しましょう。
折半屋根とは
特徴
折半屋根は、薄い金属板を折り曲げて波状(リブ状)に成形した屋根材のことです。
工場や倉庫などの商業施設で多く使用されますが、最近では住宅にも使われるようになりました。
屋根材は一定の間隔でリブが立っており、このリブ部分を利用して掴み金具を固定することが一般的です。
素材
素材は主に亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板など、錆びにくい金属が使用されます。
用途
商業施設や工業施設のような大きな居住の屋根で使われることが多いのですが、近年、一般の住宅の屋根にも使われるようになりました。
リブ構造により強度を確保しやすい。
構造上の特徴
リブ(波状部分)によって剛性を高めています。
水はけがよく軽量で耐久性が高いです。
金属屋根
特徴
金属屋根は、金属素材を使用した屋根の総称であり、形状や構造は多様です。
折半屋根も金属屋根の種類ですが、金属屋根はもっと広い範囲の屋根材(ガルバリウム鋼板、亜鉛メッキ鋼板など)も含みます。
素材
折半屋根と同様に、ガルバリウム鋼板や銅板、ステンレスなどが使用されます。
最近ではカラーバリエーションのある金属屋根材も普及しています。
用途
一般住宅の屋根に多く採用され、デザイン性を重視する傾向があります。
カーブや複雑な屋根形状にも対応可能です。
構造上の特徴
平で滑らかな表面を持つものが多く、シンプルで現代的な見た目が特徴です。
雨水を効率的に流すための形状(勾配や水切り加工)がなされています。
折半屋根と金属屋根の比較表
項 目 | 折 半 屋 根 | 金 属 屋 根 |
形状 | リブ構造で波状 | 平葺きまたは立平葺(たてひらふき)きなど多様 |
主な用途 | 工場、倉庫、商業施設、住宅 | 住宅や小規模な建物 |
デザイン性 | 機能重視 | デザイン性が高い |
施工の難易度 | 比較的容易 | カーブや細かい加工が必要な場合もある |
コスト | 比較的安価 | デザインや施工内容によって変動します |
私たちは仕事柄、多くの屋根に太陽光パネルの設置の経験がございます。
太陽光パネルや蓄電池V2Hなどの設置をご検討されておられるようでしたら、お気軽にご相談ください。
お問合せはフリーダイヤルからどうぞ
連絡先(フリーダイヤル)
福岡、佐賀、長崎、熊本、大分にお住いの方:0120-700-009
鹿児島、宮崎にお住いの方:0120-777-703
メールフォームからのお問合せ
確かな技術とお客様に感謝の心をこめて施工致しております。
施工事例の一部をご紹介
・設置地域:佐賀県(S様邸)
・屋根の形状/材質:切妻屋根、スレート屋根
・設置面:スレート屋根2面
・設置機器:太陽光発電、蓄電池
・システム容量:5.96kw
日本家屋伝統の屋根形状である「切妻屋根」、総二階の住宅でグレー系のサイディングはシックで年数が経っても飽きがこないお洒落感がありました。
そんなS様邸のスレート屋根にシステム容量、5.96kwの太陽光パネルと太陽光発電のポテンシャルを十分に発揮できるよう、蓄電池の設置も取付させて頂きました。弊社提唱の「電気の自給自足を目指せる」インフラが整いました。
「ガルバリウム屋根に太陽光発電+トライブリッド蓄電システム」の設置をさせて頂きました福岡県筑紫野市、Y様邸の施工事例をご紹介いたします。
・屋根材/形状
>ガルバリウム屋根
・太陽光発電システム
>メーカー:Qセルズ
>システム容量:5.325kw
>太陽光パネル設置箇所:屋根(ガルバリウム一面)
・蓄電池システム
>ニチコン トライブリッド蓄電システム
弊社がトライブリッド蓄電池システムをおススメする理由なども知ることができます。
「電気の自給自足を目指しましょう」をコンセプトに、電気工事業の強みを活かした安心のワンストップ施工を行っております。今回は寄棟屋根3面に太陽光パネルを設置頂いた佐賀県N様邸の施工事例のご紹介です。
・設置地域:佐賀県(N様邸)
・太陽光新設(4.97kW)
・蓄電池(新設)
・付帯工事:蓄電池を設置するための基礎工事
・寄棟平屋、スレート屋根3面に太陽光パネルを設置
寄棟屋根は4方向に傾斜面がある屋根のことで、切妻屋根とともに多い屋根の形状です。
今回ご紹介の施工事例はこの寄棟の屋根、3面に太陽光パネルを設置致しました。
屋根材はスレート瓦です。屋根材の定番と呼ばれるくらい現在では多くの住宅の屋根材として使われています。蓄電池を設置するための基礎工事も自社施工で行いました。
コメント